恋する彼女の不器用な舞台 - Official Website

ギャラリー

合宿でのドキドキトラブル
一悟
「ん…………」
 なんだろう、寝苦しい。
 真里亜さんが用意してくれたホットミルクのおかげで、
 眠りに落ちるのはあっという間だった。
 それなのに目が覚めるなんて……そんなに繊細なつもりは
 ないんだけれど……
一悟
「え!?」
 目を開けてみて驚いた。
真優
「すぅ……すぅ……んん……すぅ……ふぁぁ……すぅ……」
千奈
「んん……すー……ふぅ……ん、んん……はぁ……
 すぅぅ……すぅ……んん、んぅ……すぅ……」
アリス
「ふぅ……すぅ……すぅ……ふぅ……すぅ……
 すぅ……すー……すー……」
百花
「んんぅ……すぅー……んー……んぅ、ん……
 ふにゃ……ぅ……ふに……」
一悟
「なっ……!?」
 俺の身体に、女の子たちが密着している。
 寝る直前までは、綺麗な川の字で寝ていたはずなのに……
 息苦しさの原因はこれか。
 このままではどぎまぎして心臓に悪いからと身体を
 動かそうとしても、四人分の重さには敵わない。
一悟
「…………」
 それにしても、みんな随分穏やかな寝顔だ。
 寝顔は天使、というのは本当だなぁなんて思ってしまう。
 とはいえ……やっぱり俺だって、これだけ密着されたら
 意識せずにはいられない。
 穏やかな寝息も妙に耳に残るし、触れている部分は
 妙に熱いし、腕や身体に当たっている感触は柔らかいし。
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