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珠音

「じ、直に……履いてるよ。だって、そうしないと
　肌触りとか、履き心地が分からないでしょう……？」

良太

「直に！？」

珠音

「うん……」

　照れた顔で頷く珠音を見て、思い切り興奮してしまった。
　俺の中でなにかが弾けてしまった感覚に陥る。

良太

「た……確かめてもいいか？」

珠音

「え……確かめるって？」

良太

「その……触る、とかで」

珠音

「ええっ！？　どうして！？」

良太

「それは、その……女の子がトランクスを履くと
　どんな風になるのか、ちょっと気になって」

　しどろもどろな自分の声は、自分でも驚くほど
　白々しかった。

　照れきって慌てている珠音がいじらしく見えて、
　興奮がどうにも我慢できなかったのだ。

珠音

「触るなんて、は、恥ずかしいよ……だって私、今……
　この下着の中が……」

良太

「下着の中が……どうなってるんだ？」

珠音

「はぅぅっ……言えないよ、いくら良くんでも……」

良太

「じゃあ、触って確かめさせてもらうよ」

　有無を言わせず、トランクスの前開き部分から手を
　差し入れて――

珠音

「ひゃぅうっ！？　ふぁぁ、ああっだめぇっ……！」

良太

「あ……」

　珠音がもじもじしていた理由にようやく気付いた。

良太

「濡れてる……？」

珠音

「や、やだぁ……言わないで……」

　湿り気を感じたインパクトが先だってしまったけど、
　自分が女の子の秘所を直接触っているという事実自体が
　強烈だ。